選ばれし者



蘭「さて・・・。いよいよですかね・・・?」

気味の悪い笑みを浮かべながら、石春蘭馬は沈黙を破った。

蘭「・・・っと、その前に。こちらの三人の紹介がまだでしたね。」

スッっと一歩石春蘭馬が引くと、3人が前に出てきた。

陸「俺は大葉陸斗-Ohba rikuto-。」

一見クールな感じ。でも私には何かに怯えているようにみえた。

慶「榊慶-Sakaki kei-。よろしく。」

ふと見せた笑は何を考えているのか全くわからない。
龍一と似た兄貴タイプだと思った。

風「宍戸風-Shishido hu-。よろしくね!梨鈴ちゃん・・・。」

『ちゃん』とわざとらしく強調していってくる・・・。

・・・そこまでバレてるとは・・・。
何者・・・?


梨「あいにく俺は男なんでちゃんづけは流石に吐き気がしますよ。宍戸風さん。」

風「ハッ・・・。面白い子だね・・・。そういうの、嫌いじゃないよ?」

梨「俺はあんたが嫌いだ。」

明るいようにみえて、目が真っ黒な風。
私と風の間には、見えない火花が散っていた。