アナウンスで、借り物競争と障害物競走がなくなったことに対して、
多くの人は疑問を抱いていたが、
「ラッキーっ!」
という声も多くあった。
そして、今、空兄と海兄と椎と涼と私で作戦会議中である。
空「海と俺は殊乱眼を使うため、2人組を組む。」
涼椎「しゅらんがん?・・・?」
空「あぁ。そうだ。俺達、琥珀家には殊乱眼というものがある。
ちなみに、『殊眼』か『乱眼』普通は1人一つ。『殊眼』には、ものの弱っているところ、中身、生物で行くと、内蔵、骨格、弱点、異常などのすべてが見える力がある。『乱眼』には、相手の心理、次の動き、作戦、過去、全てを見ることができる力がある。俺には、『殊眼』海には『乱眼』が備わっている。」
涼「梨鈴は?」
空「両方だ。」
涼椎「!!?」
椎「でも、いま、『普通は1人一つ』って・・・。」
空「あぁ。でも、梨鈴は特別なんだ。『殊眼』と『乱眼』両方が備わっているんだ。まだ、完璧に開眼していないものの、俺たちの数倍の力はある。」
私ってそんなにすごかったんだ・・・。
海「ちなみに、つかうとこんな感じだ。・・・乱眼ッ!」
椎涼「!!?」
海兄の目は、青く渦を巻き、黒い斑点のような模様が三つ、三角形のいちにある。
そして、目の周りには卑劣のようなあつがある。
スッとめを閉じ、力を消すと、
空「梨鈴と俺も同じようになる。つまり、力を使えば一瞬にしてバレる。わかるものが近くにいるのなら、狙われる可能性も上がる。」
涼「じゃぁ、使わないほうが・・・。」
空「もちろん、奥の手で使うつもりだ。」
