-----理事長室-----
落ち着いてきて、震えが止まった頃。
昂「何があった?」
そう聞かれ、あの場であったことをすべて話した。
少しの沈黙のあと、
昂「石春蘭馬・・・ねぇ・・・。急遽、借り物競争と障害物競走を中止し、喧嘩にする。
涼と椎はそこで、石春蘭馬の手がかりを掴め。そして、梨鈴・・・。」
梨「はい・・・。」
昂「お前の力は、きっと石春蘭馬にバレている。気をつけろ。」
ドクンと、胸が大きくなった。
昂「とりあえず、海と空には私から伝えておく。それぞれの役目を果たして来い。」
梨涼椎「はい。」
そうして、理事長室を後にした。
