選ばれし者



梨「海にぃ。起きてください。朝ですよ。」

海「んんー・・・まだねむい・・・」

なかなか起きないのが、
琥珀海-kohakuumi-
双子の下。

私のことをよく可愛がってくれる。


梨「ごはんですよ、起きてください。今日は、海にぃのすきなお魚ですよ。」

海「魚っっ!!!」

突然ガバッとおきた海にぃ。


梨「わっ・・・」

びっくりしてひっくり返ったかと思ったら、
あれ?痛くない・・・?


空「・・・っぶねぇ・・・大丈夫?梨鈴。怪我は?」

梨「空にぃのおかげで大丈夫です。ありがとうございます。」

空にぃのおかげで、痛くなかったようだ。



海「あ゛っ!!梨鈴!!ごめんよぉー、俺のせいで・・・」

梨「いえいえ。大丈夫ですよ。」

空「あー、梨鈴はやさしぃなぁ?」

そういって頭をなでてきた。

梨「空にぃのほうがやさしいですよ。」

海「俺は!?」

梨「もちろん、海にぃもやさしいですよ。」

空「あー、海っていつもなんか余分。」

海「なんかってなんだよ!!」

空「なんだろーねー。」

梨「ふふふっ。先に行って待ってますね。」

空「うん」


いつもの微笑ましい光景をみながら、
また、食卓にもどっていった。