異変に気づいたたっくんが話しかけてきた。

昂「大丈夫だ。梨鈴がどうなろうと、梨鈴は梨鈴だ。俺等が離れていくことは絶対にない。」

その言葉にみんなが私を見て微笑んだ。


梨「・・・っ。ありがとう・・・っ!」


涙をこらえて笑顔でそう言った。


強くなってこの人たちを、私の大切な人を守りたい、そう強く思った。




・・・その時。


梨「・・・!?」

ズキッという激しい痛みが頭に走り、頭を押さえた。

椎「!?梨鈴!?どうした!?」

すごく心配そうな顔をしている椎が見えた。

梨「だ・・・いじょうぶ・・・。」

徐々に痛みが引いていく。


昂「・・・。痛みの代償、か・・・。

梨「痛みの代償??」

昂「あぁ。梨鈴が力を使うたび、その力が大きければ大きいほど、代償も大きくなる。これからは・・・もっと辛い代償だ待っているぞ・・・。」


ドクンと胸がなった。



でも・・・。
梨「強くなれるなら・・・。みんなを守れるなら・・・。痛みや代償なんていくらでも耐えてやる。」

そう言い切った。

その言葉に、
昂「無理すんじゃねーぞ?辛くなったら俺等を頼れ。」

梨「うん。ありがとう。」



そういって、この会は雑談を少ししたあと、終わった。