父「さぁ、もう出発するぞ。梨鈴、海、空。駅まで送っていくよ。」

梨海空「ありがとう。」


車に乗る前に、
家族みんなに話した。


梨「みんなに言っておきたいことがあるの。」


少し、間があいてから、一気にいった。


梨「ごめんなさい。ありがとう。」

この2つだけは、絶対に言っておきたかった。


父「いや、それは俺のセリフだ。親なのに、
子供になにもしてやれないなんて・・・ごめんな・・・。」

母「本当に、ごめんなさい。」

梨「そんなことない。私が今、ココにいるのは、
ココにいるみんなが、いてくれて、ささえてくれたからだよ。」


うるうると涙が溢れそうになっている瞳をみていられなくて、目をそらした。


梨「離れていたって、家族は家族。みーんな私の大切な家族だよ。」




梨「大好き!!!」



みんなでハグをして、
車に乗った。