父「あぁ、そうだ。琥珀家にも、裏切り者がいてなぁ。
『清-kiyo-』という、男が嫁にもらったのが、
『真珠-hakua-家』の『紗衣-sai-』という女だった。
まぁ、もうわかると思うが、その嫁が琥珀という苗字にかわってから
態度や様子がおかしくなったようだ。
今で言う、『スパイ』だったんだな。そこで、『美流の予言』
がダダ漏れ。お前はもうすでに、いくつかのグループにねらわれている。」


梨「・・・そんな・・・。」


父「青桜の力はそんなにすぐにはでてこない。その期間、2人が梨鈴を守ってくれ。」

空海「もちろん。大事な妹に手だしたら、ただじゃおかねー。」


2人とも・・・。


父「あ、そうだ。髪のいろは、今なら、染めたとかなんとか言えばどうにかなるが、目のいろは、さすがにマズいな。カラーコンタクトをしても意味がないからな。」


梨「目?私、普通の色の目だよ?」


父「それがな・・・力を使ってる時に、深い青いろになるんだよ・・・。」

梨「え!?・・・外人さんみたな?」

父「んー・・・まぁ、そうだな。」

(外人さん??たまに、梨鈴ってボケてるよな・・・  by全員)


父「さぁ、話すことは話した。」


梨「うん・・・。」

父「家に帰ったら、私達は、出るしたくをする・・・。」


梨「そんな・・・」

誕生日って、なにもいいことない・・・。
私って、生まれてきてよかったの?
生まれたこと、神様に祝ってもらえてないよね・・・。
運命ってなんなの・・・。



父「あ、夜には、梨鈴の誕生日partyをしような。裕二-yuji-と梨花-rika-も一緒に。」

梨花と裕二は、私が実の親だと思ってた、2人のこと。

梨「いいの・・・?」

全員「もちろん。」



梨「ありがとう!!」


神様に祝ってもらえなくても、
運命が悲惨でも、
みんなが、私のこと、いわってくれて、
おもってくれるなら、どんなにつらくたって頑張れるよ・・・。