父「まだ、話は終わっていない。」

梨「・・・え?」

今の、ハッピーエンドでいいじゃない・・・。

父「私たち、2人は、
そう、長く一緒にいられない・・・。」









・・・え?



梨「なにそれ、なにそれ?嘘でしょう?」
空「は?」
海「意味分かんねーんだけど・・・。俺等は?」

父「話を最後まで聞け。」
海空「・・・はい。」

納得いかなさそうな顔で2人が返事をした。




父「伝説の子を産んだ2人は、伝説の子の力を告白して、1週間のうちに、
伝説の子から離れなくてはいけない。」


梨「なんで!?どうして!?ずっと、一緒がいいよっっ!!」

父「落ち着け。そうしなければ、世界中の人の、運命が変わってしまう・・・。」

梨「知らないよ!!そんなの!!」

父「梨鈴!!・・・お前は、そんなふうに、他人のことを犠牲にするようなことはしないだろう?」

梨「・・・っでも・・・だからって・・・。」

泣きそうになるのを、必死にこらえる。


父「それが、運命だ・・・。俺達だって、悲しい。でも、しょうがないんだ・・・。」

梨「また、一人ぼっちなの・・・?」

きこえないくらい小さい声でいった。
やめて・・・。
私を一人にしないで・・・。