父「梨鈴、なんでお前の髪が、そんなに琥珀色に輝いているか、わかるか?」


梨「・・・?わかんない・・・。」

ずっと、
『梨鈴ちゃんの髪の毛、とっても綺麗ね』
と、周りに言われていた。


父「それが、梨鈴が青桜だということを表したんだ・・・。」

梨「・・・せい、おう・・・?」

父「琥珀家が、昔から、ずっと、舞い続けていることを、
前に教えたな?」

梨「うん・・・。」


父「その中に、伝説になったほど、とても美しく、
なんでもこなす、白拍子がいた。その人の名前は、『美流』という。その美流が、予言でいったのだ。
『遠い未来、琥珀色に輝く髪を持った女の子が産まれるでしょう。
その子の力が、世界を変えます。』
という予言を残して、亡くなった。」


梨「・・・つまり、その予言の『世界を変える』のが、・・・私ってこと・・・?」

父「そういうことだ。」

梨「ははっ。嘘だよ、それ。私にそんな力なんて、ないじゃない。」


父「まぁ、最後まで聞け。美流は、
『16になるとき、力は目覚めるでしょう。』
とも、予言した。」

梨「16って・・・今じゃない・・・。」

父「そうだ。その予言の一部に、このようなことがかかれていた。」


・・・なに・・・?