空「まぁ、覚えてると思うけど、ほら、黄翼の人たちっていい人ばっかじゃん?それに加えて、みんな久しぶりに梨鈴みたときに、是非翼姫にってさー。まぁ、より、梨鈴が安全になるわけだし、いい話だと思うけど・・・。(むさくるしい男の中に梨鈴を入れるのは気が引けるけどね・・・。)」


梨「ん?最後なんか言った?」

空「いや、なんでも。」

涼椎結龍海和「(いやいや、はっきり心の声ダダ漏れですけど・・・。)」

梨「・・・?」


椎「まぁ、ともかく、これから梨鈴の警護を強化するために、みんなに協力してもらうって事。守るものがはっきりしてると、その分ひとは強くなれるし。どっちにしてもいい話だと思うぞ。ま、お前に拒否権ねーけどな。」


ふっと俺様のように笑う椎に少しイラっとしたけど、


梨「・・・みんなの好きにしてください・・・。」


もう手に追えないとおもってそう言った。
本当は、光がほしかったのかもしれない。
本当は、人からの温もりがほしかったのかもしれない。




椎「決まりだな。」


そういって微笑むと、
私の頭をポンポンとなでた。



結「なーんかさ、椎ばっかりいいとこどりだよねー。」


和「だよなー。」

龍「うんうん。」


梨「・・・?」



椎「るせーな。///」


結「あ、照れてるー♪」

椎「しばくぞ、コラ。」


結「きゃー!たすけてー♪」


そういって結城が抱きついてきた。
よしよしと結城をなでていると、
椎が不機嫌そうな顔をしていた。


いつまでも、こんな幸せな日々がつづけばいいのに。
そう、強く願った。