涙目で手錠に繋がれている梨鈴と、
その梨鈴に馬乗りになって襲っている石春・・・。
海「・・・てめぇ・・・。」
海さんがそういうのと同時くらいに、俺の体は勝手に動いていた。
蘭「う゛っ・・・。」
石春蘭馬を蹴り飛ばし、梨鈴の下へ行った。
震えている梨鈴。破けている服。
俺は来ている上着を脱ぐと、梨鈴にかけてそっと抱きしめた。
椎「・・・ごめん。ごめんな、梨鈴。もっと早くに来てやれなくて・・・。守ってやれなくて・・・。」
そういうと、梨鈴はブンブンと首を横にふり、言った。
梨「来てくれて・・・助けに来てくれて・・・ありがとう・・・っっ」
そういうと、安心したのか一気に泣き崩れた。
・・・ごめんな、梨鈴・・・。
