-----翌日-----


椎「空さん、黄翼-Ohyoku-は全員集めました。」


空「ん。ありがとな。」


黄翼とは、全国No.1の族で、俺と空で梨鈴を守るために作り上げたものだったが、
いつの間にか多くの仲間がふえ、気づいたら全国トップになっていた。

今はもう引退し、現総長は椎、副総長は涼。
幹部は情報が龍一、計画、作戦は結城、連絡は和也になっている。

ちなみに、俺は元総長、海は元副総長だった。
早くに引退したのは、梨鈴の力の話を聞いたから。
そんなに器用じゃない俺等。
族と妹どっちをとるのか散々迷った。

そんな時、「俺らに任せてください」って真っ直ぐな瞳でいった
椎たちに背中を押され、引退を決意した。

海「ヘリの手配できたぞー。」

龍「場所、わかりました。××の大きい倉庫です。どうやら黒城-Kokujo-の倉庫だそうです。石春蘭馬は黒城の総長かと思われます。」


あんま聞いたことねえ族だな・・・。


空「レベルはどんぐらいだ・・・?」


龍「全国No5ですね。あまり派手なことはせず、地味な感じですかね。まぁ、黄翼の的ではないと思います。」



空「そうか・・・。」



少し、嫌な予感がする・・・。




空「海。」



海「ん?」



空「念のため、昂さんに電話しといてくれ。バックが付いていそうな予感がする。」


海「りょーかーい。」




・・・さぁ、準備は整った。





まってろよ。梨鈴。