【完】姫桜〜君の隣で花を咲かす〜

「何だよ、いきなり…」


「だって天翔、珍しく不安そうな顔してたから…」


俺、そんな顔してた…?


聖夜は自分に驚いている俺を見て、またクスッと笑い、しみじみといった感じで呟いた。


「美桜なら…天翔を変えられそうだしな…」


「は?」


「なんでもねぇよ」


俺を…変えられる…?


聖夜は何を言ってんだ…?

でも…。


どこかでそれを期待してたのかもな…。


初めて本気で守ってやりたいと思った女。


絶対に俺のもんにしてやる。