松本翔太はニヤリと笑い、怪しく目を光らせ、さらに顔を近づけてきた。


嫌だッ…。怖い…!!


「嫌ッ!!」


あたしは顔をそむけ、松本翔太を押し返した。


でも、そんなあたしの抵抗は無意味だったようで…。


逆に松本翔太の怒りに火をつけてしまった。


「抵抗すんじゃねぇ…」


無理矢理正面を向かされ、松本翔太の顔が近づいてくる。


「…嫌ぁ!!」


ぎゅっと目を閉じた瞬間、あたしは誰かに腕を引っ張られ、その胸の中に引き寄せられた。


「嫌がってんだろ?」