そんなとき、あたしの手が右耳についている、シルバーのピアスに触れた。


きっと…。


あたしの中で、なにかが変わり始めている。


認めてはいけない、自分の気持ちが芽生えることを、あたしは薄々感じていた。


どうすればいいのかなんて、右耳についているピアスが答えを物語っている。


でも、それに甘えることが出来ないから…余計に苦しいんだよ…。


一度溢れた涙は止まることを知らない。


あたしは本当にどうしたらいいの…?


今の辛い状況から抜け出すには…。