「…っ…」


親にはあたしを見て欲しかった…。


もっと愛して欲しかった。


でも、あたしのそんな思いは届かない…。


苦しいよ…。


でも、そんなあたしを愛してくれたのは…認めてくれたのは…。


「…ふぅ…ま…」


風磨…。


あの、風磨の笑顔が…『大丈夫だよ』って頭を撫でてくれる優しい手の感触が蘇ってくる。


あたしのこと、愛してくれた風磨はもういない。


あたしが…風磨を傷つけて遠ざけたんだ…。


風磨のことを思い出すと、余計に涙が溢れてきた。


もう、どうすればいいのかわかんないよ…。