【完】姫桜〜君の隣で花を咲かす〜

「そう怒んなって。手だすつもりはねぇよ」


「それでも美桜のこと気安く呼ぶんじゃねぇ」


そう言って天翔は眉間にしわを寄せる。


「そんくらい別にいいだろ」


今度は聖夜がうんざりした様子。


この二人って以外と幼稚なとこあるんだな…。


それに、二人の仲がいい理由がわかるような気がする…。


「この女好きめ…」


「ひでぇな、天翔」


聖夜はハハッと笑った。


でもそう言う聖夜の瞳が、少し悲しそうだったのは、あたしの気のせい…?


「まったく…。美桜、気をつけたほうがいいぞ…」