あたしはピアスを握りしてめて、2階の自分の部屋に駆け上がった。





部屋に入り、あたしはベットに倒れこんだ。


今日はいろいろあったな…。


そしてまた天翔のピアスを見つめる。


これ…どうしよ…。


そして右の耳についている、風磨から貰ったピアスに触れる。


今まで大切につけてたけど…。


風磨はもうあたしのものじゃないし…。


いつまでも引きずっても、風磨を傷つけるだけかもしれない…。


「よし…」


そう言って立ち上がり、あたしは鏡の前に腰を下ろした。


そして大切にしていたピアスを取り外す。