「美桜〜」


すると丁度いいタイミングで聖夜と優実が入ってきた。


「え…? 天翔!?」


聖夜は目を見開き、優実はポロポロと涙を流していた。


「悪ぃな…待たせて…」


「本当だよ!! ったく…」


聖夜も泣いてる…。


そこで先生たちが入ってきて、あたしたちは一旦病室からでた。





しばらくすると、先生が病室から顔を出した。


「もう大丈夫。さ、美桜ちゃん二人っきりになりな」


ニッコリと微笑む先生。


「ありがとうございます」