ケンカにあけくれる日々の中、俺は時々バッティングセンターに通っていた。


昔…親父に連れていってもらった、唯一の思い出…。


そこで俺は同じ目をした、バカみたいに明るい真っ直ぐなやつに出会った。


誰だっけ…?


「何ビビってんだよ。天翔らしくねぇな」


「バ、バカッ…。天翔、余計なこと言うな!!」


ケンカをさせたら右にでるものはいない。


バカでちょっとウザくて変に勘がいい、俺の唯一の親友…。


「行ってこいよ、天翔」