「怖いか?」


俺は美桜に問いかける。


すると、美桜は黙って頷いた。


俺はそんな美桜の頭をポンポンと撫でる。


「なんかあったら俺んとこにこい」


気づくとこんなことを口にしていた。


自分でもびっくりするような言葉…。


「え…?」


「お前のこと、守ってやる」


「考えとく…」


美桜は一瞬驚いた表情をしたが、すぐにバカにしたように笑った。


いつもにみたいに戻ったな…。


つられて俺も顔が緩む。