今天翔の所にいっても、高橋菜月といるはず。


また…見てはいけないものを見てしまう…。


そう思い、しばらく公園のベンチに座っていることにした。


この公園…確か天翔が暴走してたとこだ…。


そんなことをぼんやりと考えていると、後ろから取り押さえられ、口を手で塞がれた。


「っ!?」


突然のことで頭はパニック状態。


「やっと見つけた…俺の姫桜ちゃん…」


後ろから聞こえてきた声に、あたしの体は一瞬硬直した。