【完】姫桜〜君の隣で花を咲かす〜

「美桜…」


そっと美桜を押し倒すと、美桜は真っ赤になりながら抵抗する。


「天翔!? ちょっ…やだっ…」


「酒飲もうとしたお仕置き」


俺はニヤリと笑うと、美桜に深く深くキスを落とす。


「声出すなよ…聖夜たちに聞こえる」


「ぁ…」


どうしようもなく愛しいこの存在。


絶対に離さない。


独りになんてさせないし、独りになるのももう無理だ―…。




「そういえばさ…」


ベットに横になり、俺の胸のなかには美桜がいる。