「バ、バカッ!! 天翔、余計なこと言うな!!」


「本当のこと言っただけ」


そんな俺らを、クスクスと笑いながら見ている美桜。


「聖夜…エッチ…」


「ごめんって! ねぇ、優実…許して?」


「…いいよ」


「ありがとー♪」


チュッと聖夜が優実にキスをする。


本当に…バカップル…。


とてもじゃねぇけど、俺にはできねぇ…。


横を見ると、少し羨ましそうに美桜は聖夜と優実を見つめていた。


美桜…もしかして…?