その時、聖夜のメールが脳裏に浮かぶ。


あいつら…か…。


厄介なことにならないといいが…。


「美桜…」


「何?」


「俺はお前から離れねぇから」


「何? いきなり…」


クスッと笑う美桜。


なんかふいに言葉にしたくなった。


「美桜、愛してる」


「どうしたの? 天翔」


「別に…」


本当に…この時間が続けばいいのに…。


美桜が腕の中にいて幸せである半面、なぜか妙な胸騒ぎがしていた。