「そう?」


「あぁ。それより、お前服着ろよ。誘ってんの?」


俺が言うと、美桜はカアッと顔を赤く染めた。


「変態…」


真っ赤な顔でそんなこと言われても、説得力ねぇよ。


「お前がそうさせてんの」


そう言って後ろから抱き締めた。


「ちょ、ちょっと…!」


可愛い…。


照れている美桜は普段とは違って、なんと言うか女々しい。


普段が女々しくないわけじゃないけど、クールでザックリしてるから。


ずっとこうしていられたら…なんて、柄にもないことを考えてしまう。