【完】姫桜〜君の隣で花を咲かす〜

「ヤダ…家に一人でいるの怖い…」


「んなこと言ったって…」


このまま学校にいるわけにもいかねぇし…。


「ねぇ…天翔?」


「ん?」


俺が戸惑っていると、美桜が俺の胸に顔を埋めて聞いてきた。


「天翔ん家…行きたい…」


「へっ…?」


今のは俺の聞き間違いか…?


「待て…美桜なんつった?」


「だから…天翔ん家…行きたい……」


俺ん家に来たい…?


おい、ちょっと待てよ…。


いくらなんでも急展開すぎるだろ…。