【完】姫桜〜君の隣で花を咲かす〜

確かに…。でも…。


「どうしろっつうんだよ…」


これ以上美桜を苦しめたくない。


「自分で考えろ」


そう言った聖夜はニヤリと笑っていた。


俺…聖夜が何を言いたいかわかる気がする…。


「じゃあな」と聖夜は倉庫をあとにした。


俺しか見えないようにする…か…。


俺もそのまま家に帰った。






次の日。


空には雲が広がり、今にも荒れそうな天気。


そんな中授業をするのは憂鬱以外の何でもない。