【完】姫桜〜君の隣で花を咲かす〜

「風磨…」


あたしは天翔の胸をそっと押し返し、風磨に向き直った。


今まで風磨には曖昧な態度をとっていた。


それが逆に風磨を苦しめていたんだね。


でも、もうあたしは迷わないよ…。


ハッキリさせる。


「ごめん、風磨…。あたし、今まで自分の気持ちに素直になれなくて、風磨に曖昧な態度をとってた」


「……」


風磨はなにも言わない。


「時には風磨のこと、好きなのかなって思うこともあった」


風磨はいつもあたしのそばにいて、支えてくれたから。