【完】姫桜〜君の隣で花を咲かす〜

天翔はそんなあたしを見て、呆れながらハンバーグを口に運んでいた。





「あ、雨だ…」


お腹もいっぱいになり、ファミレスを後にしようとドアを開くと、ポツポツと雨が降り始めていた。


「振りだしたか…」


やっぱりこの時期は嫌いだ。


突然雨は降るし、じめじめするし…。


「どうするの?」


「本降りになる前に送る」


あたしが尋ねると、天翔は自分の制服をあたしの頭にかけると、バイクをとりに走っていった。