【完】姫桜〜君の隣で花を咲かす〜

隣に天翔がいることなんてお構い無し。


本当に天然なんだから…。


天翔は優実に睨むような視線を向けていた。


「優実、離して〜」


「あ、ごめん。松村くん、こんにちは」


ニッコリと微笑む優実に、天翔は苦笑い。


でもそっとあたしの肩を抱き寄せた。


天翔、優実に嫉妬してるし…。


「で、どうしたの?」


あたしが話題を切り替えると、優実は顔を曇らせて俯いた。


「え〜っと…あのね…」


そして、チラッと天翔を見る。