【完】姫桜〜君の隣で花を咲かす〜

キャーという、女子の悲鳴があがる。


天翔はそんなことは気にせずに歩き続けた。





「ねぇ、どこ行くの?」


誰もいなくなった玄関で、天翔に尋ねる。


「別に決めてねぇよ。サボりたかっただけ」


「なんだ…」


まぁそんなことだろうと思ったけど。


学校の裏に停めてある、天翔のバイクにヒョイッと乗せられる。


「いい加減慣れろ」


顔を赤く染めるあたしを、天翔はからかうようにクスッと笑う。


毎日こうやってバイクに乗せられるけど、全然慣れない。