俺にそれがわかるわけもないし、どうすることもできない。


ダセェな…俺…。


風磨って男にも腹が立つが、情けない自分にも腹が立つ。


あ゛ー。ムシャクシャする…。


「……あれって、松村天翔じゃね?」


そんな時、耳障りなどこかの不良たちの声が聞こえてきた。


こんなときに…。


「こんなところで一人で何してんだよ」


ニヤニヤとしながら近づいてくる、10人くらいの不良グループ。


…チッ、めんどくせぇのに引っ掛かった。