【完】姫桜〜君の隣で花を咲かす〜

「普段のケンカの傷と、さほど変わんねぇよ」


以外にも平気そうな聖夜に少し安心する。


聖夜の過去を知ってるだけあって、やっぱり心配せずにはいられない。


聖夜はもう過去を吹っ切ってるのかもな…。


「あっ!! ヤッベ、もうこんな時間!! 俺、単位ヤベェんだよ…」


慌てる聖夜に思わず聖夜に、思わず表情が緩む。


「ちゃんと卒業できんのか?」


「だから焦ってんだろ!?」


慌ててバイクに跨がった聖夜は、「しっかりやれよ」と言い残し、風のように去っていった。