時計に視線を移すが、針の動きがものすごく遅く感じる。


美桜のために…俺はどうすればいい…?


そう考えると、いてもたってもいられなくなる。


痺れを切らした俺は、ガタンと立ち上がる。


すると、いっせいに俺に教室中の視線が集まる。


何だよ…。


別に何もしねぇよ…。


ビビるように俺を見るやつらを無視して、俺は教室のドアをでた。


するとそこには、授業をしに教室に入ろうとしている担任がいた。