『お前のこと、守ってやる』


ギュッと目を閉じると、天翔の言葉が頭をよぎった。


そして、天翔に抱き締められた体温がよみがえってくる。


今日…ハッキリわかったよ…。


無口で無表情で、クールな天翔。


でもさりげなく優しくて、あたしのこと、ちゃんと考えてくれてる。


それに…、天翔の腕の中にいると、すごく落ち着く。


天翔の前だと、自分の弱い部分がでてしまいそうで…。


あたしの心にあった隙間。