天翔と会ってからは、独りでいる時間がやけに寂しく感じるのは、気のせい…?


部屋のドアを開けて、ベットに倒れこむ。


すると、風磨の辛そうな顔が頭に浮かぶ。


小さい頃からずっと一緒にいた風磨。


いつも隣にいるのが当たり前で、あたしにとってかけがえのない存在だった。


本当に大好きで…大切で…。


でも、それは男としてじゃない。


何か特別な存在として。


だから…友達以上の関係になるのが怖かった。