【完】姫桜〜君の隣で花を咲かす〜

「はぁ…」


女子っていろいろめんどくさい…。


そう思いながらあたしは校庭に向かい、桜の木の下でお昼をすませた。


「放課後か…」


天翔はいったい何をするつもりだろう。


天翔の行動って、よくわからない…。





「はぁ…ダルかった…」


午後のダルい授業も終わり、やっと放課後。


あたしはふぅとため息をついて、教室を出る。


「疲れた…」


午後の授業を終えたあたしは、天翔との約束をすっかりと忘れていた。