「だから言ったろ? 俺が守ってやるって」


「余計に意味わかんない…」


「わかってるくせに…」


「わかんないから!」


いや、顔赤くしながら視線反らして言われても、説得力ねぇよ…。


そんな会話をしていると、あっという間に美桜の家に着いてしまった。


「あっ、家、ここだから…」


美桜は助かったと、安堵の表情を浮かべた。


美桜って、こんなことで照れるんだな…。


なんか以外…。


「あの…今日はいろいろありがとう」