冷静な松村天翔と、今にも殴りかかりそうな松本翔太。


そんな松本翔太が怖くて、あたしは震えていた。


すると、松村天翔は「下がってろ」とあたしに囁き、松本翔太を睨みつけた。

その迫力で少し松本翔太が怯む。


あたしは、すぐさま松村天翔の後ろに回った。


なんというか…。両者ともすごい迫力…。


「2年のくせに調子乗んじゃねーよ!!」


「じゃあ殴れば?」


「ッ…!?」


「殴ればいーじゃねーか」


松村天翔は冷静ながらも、ドス黒いオーラを放ちながら立っていた。