【完】姫桜〜君の隣で花を咲かす〜

てかあたし、松村天翔に抱きしめられてる!?


うそでしょ…?


信じられないんだけど…。


…って、そんなこと考えてる場合じゃない!!


松本翔太がすごい形相で松村天翔を睨み、怒りのオーラを放っていた。


「邪魔すんじゃねーよ、松村」


低くてドスのきいた、松本翔太の声。


こんな声…聞いたことないよ…。


怖い…。


対する松村天翔は、表情ひとつ変えずにいた。


「こいつ、嫌がってんじゃん」


「だからなんだよ!?」


「女の気持ち考えないとか、最低だな」


「テ、テメェ…!!」