「ングッ!!?」


苦しさと笑い声で目を開けた川先…


自分を囲んだ皆がニヤニヤしているのを見て、急いで飲み込むと「お前らぁ~~!!」と声をあげた。


「お客さま~、申し訳ございませんがぁ
騒がれては他のお客様の迷惑に
なりますので、お引き取りを~」


裏方だった男子で無理矢理教室からだしてしまって、また、俺達は大爆笑した。


☆☆☆


12時になり、次のメンバーと交代した。


蒼は自分の制服に着替えて「お待たせっ、なに食べる?」って腕を絡めてきた。


クラスのサンドイッチなんかをつまんでいた俺らは軽めにホットドッグと飲み物で昼食を済ませて、校内を回ってた。


「神木君…?」


ふと、そんな声がして周りを見回すと、少し先に中学の同級生…もっと言えば元カノが立って俺らを見ていた。


「あぁ…」


もともとこちらが好きで付き合った訳ではないし、嫌な思いもしてるから、無愛想になってしまった。


「うわぁ、神木君に
会えるなんて嬉しいぃ~」


別れてから、さらには卒業してから一回も一切連絡がなくて、なのに何で今さら『嬉しい』なんだ、さっぱり理解出来なかった。


「いや、俺は別に嬉しくねえし…
蒼、行こうぜ…」


そのまま蒼の肩を抱き寄せてそいつとは反対方向に歩き出した。