私は一瞬止まった…

カラオケのカウンターに立ってる人…

間違いなく、ケ・チ・男!

私は猛ダッシュしてケチ男に近づいた。

「ねぇ!!」
壁|*'ω')r)) ネェネェ

「はい。いらっしゃ…い…」

ケチ男は爽やかスマイルで振り向いた。

「うっわぁ~!!何その営業スマイル!!屋上では一度も見せなかったくせにぃ~!!」

「何だよ!何しに来たんだよ!用がないなら帰れ!営業妨害で訴えんぞ!」

「何…?って、カラオケしかないっしょ…。や~ん!怒った顔もカワユ~イ☆」
*カッコ:*・゚゚・*( ´艸`)*・゚゚・*:.。..。.:*・ィィ!

「うっせぇ~なぁ~!子供はさっさと帰れ!!」

「へぇ~。名前、小城実聡(コジョウミサト)って言うんだぁ~♪かっこいい名前なのに、何で教えてくんなかったのぉ~?」

私はカウンターに体を乗り上げながら、ケチ男…いや、実聡と話しをしていた。 



奥の部屋からイカツイ男の人の声が聞こえてきた。

「おい!!油売ってないで仕事しろよー!」


はぁ?なんなのこいつ!!!人の邪魔しないでよ!

「あ~、怖っ!!」o(o・`з・´o)ノ

私は聞こえるように言ってやった。

すると実聡が少し慌てた様子で、止めに入った。

「っ…うるせぇよ!さっさと部屋に戻れ!!」