私の懐は、バイトのお陰で温もってきていた。

お金に余裕があると、心にも余裕が持てる。

そんな気分だった。

「おはよぉー。」 ̄O ̄)ノ

私は小太ちゃんの姿を見つけると、走って声をかけた。

「おっ!マキ!!久しぶりじゃん!最近サボってたねぇ~。」
ヽ( ̄Д ̄〃)

「うん。寂しかったんでしょぉ~。ごめんねぇ~。そうだ!おねぇさまが、コーヒーをおごってあげよう。」
( i_i)\(^_^ ) ヨシヨシ

そう言い、私は自販機でコーヒーを2本買った。

そのまま、自販機の前で小太ちゃんと話しながら、先生が校門の前から立ち去るのを見届けた。

「お前、学校辞めるの?」

「そう言う訳じゃないけど・・・
 知り合いの人の店手伝ってて、忙しかったんだぁ。」

「ふぅ~ん。そっか。学校・・・
 辞めんなよ!俺が寂しくなるから・・・。」

「小太ちゃん・・・。

 。・゚・(ノД`)・゚・。

 かわゆぅ~い。」

私は思いっきり、小太ちゃんの頭をクシャクシャしながら撫でた。

「おいっ!!止めろ!いちを先輩だぞ!!」

小太ちゃんは顔を真っ赤にして抵抗していた。

バイトのお陰か、私はいつの間にか男の人と接っするのが少し楽になっている事に気がついた。

数ヶ月前までの私が嘘みたいだった。