次の日、電車の窓越しから電車男の姿が目に付いた。

顔には青アザが数カ所出来ていた。

ごめんね・・・。

私は心の中で謝りながらも、何か言われるのではないかと言う不安を抱え電車に乗っていた。

電車男はいつものように私の目の前には座らず、遠く離れて座った。

よかった・・・。

ありがとう、智也・・・。

私は電車男の痴漢行為からようやく解放された。