【 腐りかけのteenager  】

思っている事を口にする事が出来たら簡単なのに・・・。

私は心の中でしか抵抗する事が出来ず、男の後を付いていった。

その姿は、まるで奴隷だった。

ホテルに入る前に私は4人の大人と擦れ違った。

私は明らかに嫌そうな顔をし、助けを求めている様な表情で訴えた。

なのに、誰一人として私を気に止めてくれる大人はいなかった。

どう見ても私は未成年でしょ?!

援助交際に見えないの??

ここで、誰かが通報してくれたら・・・

楽になるのに・・・

そんな期待、するだけ無駄だった。

周りの大人は私達の事を避けるかのようにして歩いて行く。

そりゃそうだよね・・・

ヤクザと関わったって良い事無いよ・・・。

私は身をくくり、男の後ろを付いて行った。