【 腐りかけのteenager  】

私は毎日電話に怯える日々が続いた。

男から電話がかかってきたのは2日後だった。

ピピピピピピ・・・。

私は家族で食事中だった。

持っていた箸を置き、私は急いで電話に出ながら、自分の部屋に駆け込んだ。

もちろん男は次に会う約束の電話だった。

私は思いきって時間の短いホテルを勧めた。

「私、家の近くでホテル探しました。そこなら場所が解るし、安いんです!」

「そうか~。じゃぁ、そこにしよう。」

男はまんまと私の罠に引っかかった。

私は電話を切り、ホッと胸を下ろした。

食卓に戻るとお母さんの表情が何故か私を怪しんでいるような目で見ていた。

私が座るなりいきなり、質問を始めて来た。