木のベンチに腰を下ろし、
キャリーケースの取っ手をいじりながら、
もうまもなく昼から夜の世界へと変わっていく空を見上げてため息をつく。



こんなにひっきりなしに電車がくるというのに、
私が乗りたい電車は40分後だ。



ここまで来る電車が信号待ちで3分遅れたおかげで、乗り換えが間に合わなかったのだ。




目の前を通り過ぎる人々の流れは途切れることを知らない。