仕事もそんなに忙しくない俺は学校に行った。



でも、休んでた分、皆に取り残される様に勉強についていけなくなる。



恭一の学校には蓮もいるって話しだし…。



俺は転校を考えはじめた。



友達の話題にもついていけなくてつまらない。



俺はよく、一人で校庭にある桜の木の下で授業をサボるようになった。



「サボり?」

「えっ!?だれ!?」



声をかけてきたのは、知らない子…。



「この前会ったじゃん!!って、化粧してないからって酷くない?」

「もしかしてYURAさん?」



頬を軽く膨らまして怒ってるYURAはすげぇ可愛く見えた。



すぐに笑顔になったYURAは俺の隣に座って、楽しそうに話し掛けてきた。



「進藤君って2年の女子からすごい人気だよ!!」

「この学校で人気が出ても意味ないよ…。って言うか嵐でいいし。」

「えっ!?じゃあ…。アラ君////ユラもユラでいいよ!!」



アラ君なんて呼ばれた事なかったからかなり照れた。