「どうしてそう思う?」





トキオが眼を醒まして、





「………わからない」





愛しているよ、と抱き締めてくれたら、





「不安?」





消えていく。





「そう……だと思う」





待ってるよ。





「トキオが眼を醒まさなかったら」





いつまでも待っているからね。





「私……生きていけない」





心が粉々になってしまう気がしていた。